設定管理 — 長編小説の設定を見失わないために

キャラクター・世界観・場所設定を「フラグメント」として構造化し、AIに正確に伝える仕組み

Published: 2026-03-17

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長編を書いていると、自分の設定を忘れる

「あのキャラの一人称って何だっけ」「この街の名前、前に出てきたのと同じだっけ」「魔法の設定、どこにメモしたっけ」

長編小説を書いていると、自分の作品の設定すら把握しきれなくなります。テキストファイルやメモアプリに散らばった設定メモ、過去のシーンに埋もれた描写——必要なときに見つからない情報は、無いのと同じです。

フラグメント — 設定を構造化する

hakadoru.ai では、小説の設定情報をフラグメントと呼ばれる単位で管理します。

フラグメントの種類
キャラクター設定 名前、年齢、性格、口調、一人称、背景、人間関係
世界観設定 魔法体系、社会構造、歴史、技術レベル
場所設定 地名、外観、雰囲気、五感で感じられるもの
企画メモ あらすじ案、テーマ、狙い

フラグメントはフォルダで整理でき、タグをつけて検索できます。「第2章に関係するキャラクターだけ」「敵陣営の場所設定だけ」といった絞り込みも可能です。

AIに「必要な設定だけ」を伝える

シーンを生成するとき、そのシーンに関係のあるフラグメントだけを選んで添付します。

たとえば、主人公とヒロインの会話シーンなら:

  • 主人公のキャラクター設定
  • ヒロインのキャラクター設定
  • 会話が行われるカフェの場所設定

これだけで十分です。敵役の設定や、このシーンに関係ない世界観のルールは含めません。

この「手動選択」が、AIの応答品質を左右します。関係ない設定が大量に含まれていると、AIの注意が分散して生成品質が下がります。必要な情報だけを渡すことで、AIは添付された設定を正確に反映した文章を生成できます。

プロンプトテンプレートで効率化

「毎回フラグメントを選ぶの、面倒では?」——そのために、よく使うプロンプトの型をテンプレートとして保存できます。

hakadoru.ai にはあらかじめ以下のテンプレートが用意されています:

  • 企画メモドラフト — ジャンル・テーマ・トーンを入力して企画メモを生成
  • キャラクター設定ドラフト — 名前・役割・性格キーワードからキャラクター設定を生成
  • 関連キャラクター生成 — 既存キャラに合わせた新キャラを生成(BLでは攻め×受けの関係性も選択可能)
  • 世界観設定ドラフト — 舞台の概要から世界観を構造化
  • 場所設定ドラフト — 五感の描写を含む場所設定を生成
  • 標準シーン生成 — フラグメントを添付して、目標文字数を指定してシーンを生成

テンプレートは自分で追加・編集することもできます。

創作ラボ — AIとの自由な対話

フラグメントの作成やアイデアの整理には、**創作ラボ(Creative Lab)**が使えます。AIとの自由な対話形式で、テンプレートを使いながら設定を練り上げたり、キャラクター同士の会話をシミュレーションしたりできます。

創作ラボで生成された内容は、そのままフラグメントとして保存できます。「AIとの会話の中で生まれたアイデアを、そのまま設定として蓄積する」——この流れが、創作のサイクルを加速します。

設定がある限り、物語はブレない

設定をフラグメントとして管理し、必要なものだけをAIに伝える。このシンプルな仕組みが、長編小説における最大の課題——設定の把握と一貫性の維持——を支えます。

フラグメントは、あなたの頭の中にある物語世界の「外部メモリ」です。どれだけ長い連載になっても、設定を見失うことなく、一貫した世界の中で物語を紡ぎ続けられます。

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